こんにちは、神奈川県立麻生総合高等学校の園芸同好会です。私たち部員は少人数ながら放課後や週末にかけて、ほぼ毎日、学校や地元の圃場や花壇で活動しています。学校の圃場では野菜を中心に栽培を行っており、ムギをはじめとする作物栽培は私たちの先輩がサブグラウンドの片隅を開墾して始めたものです。現在1aずつの圃場では、学校周辺の気候・風土とよく似た北関東の輪作体系を手本にムギとサツマイモ、ジャガイモとソバの組合わせで栽培をしています。
ゆめちからは、昨年の秋から自由研究校として参加・栽培を始めました。私たちの先輩はオオムギを栽培してきましたが、コムギを製粉してくれる製粉所が近くにあり30kg以上あれば学校オリジナルの小麦粉を作っていただけることになりました。そこで、リバネスさんのプロジェクトに応募してゆめちからを栽培することにしました。さらに1aの圃場で30キロ以上のコムギを収穫し、校内産コムギ100%のパンを作る目標をたてています。(先輩のオオムギは1aで約45kg収穫)
現在栽培中の圃場です。足りない分の種子は長野県の業者から購入し、11月1日に種まきを行いました。条間は埼玉県の伝統農法を参考にしてムギの条間にサツマイモ苗を植え付けるため、かなり広め(2尺3寸=約70cm)に設定してあります。こうするとコムギの収穫量は減りますが、畑の余分な肥料をコムギが吸収するためサツマイモ栽培には好都合なのだそうです。写真の手前と奥ではゆめちからの成長に差があります、これは冬の低い日差しだと日陰になる部分が多いためです。
昨年末に2回、1月に入り1回ムギ踏みを行いました。これから3月までは、さらにムギ踏みとムギなでを行って、土寄せ、追肥などの管理も合せて行う予定です。今後もよろしくお願いします。