みなさんこんにちは!

リバネス百目木です。
 
9月23日第二期参加校の研究発表会を敷島製パンの豊中工場で行いました。
今日はその様子をご紹介する前に、これまでの簡単な振り返りをしたいと思います。
 
プロジェクトに参加した三校は、
大阪府立生野高校
 
同志社中学校
 
和歌山信愛中学校高等学校
です。
 
昨年の10月に仮説を立て、肥料設計に挑戦してから
1年間ゆめちからを栽培研究してきました。
 
小麦の成長と肥料の関係はある程度研究が進んでおり、
肥料を上げるタイミングとしては
 
基肥(もとひ):播種する際の土にすき込む
起生期施肥(きせいきせひ):春に生育が進む時期にまく
止葉期施肥(とめばきせひ):葉の成長が止まる
葉面塗布(ようめんとふ):葉に塗布する
 
があります。
 
それぞれ
基肥:冬の間の葉の成長
起生期施肥:葉の成長や分げつ(枝分かれ)を多くする
止葉期施肥:種の成長、小麦の中のタンパク含量を多くする
葉面塗布:種の成長、小麦の中のタンパク含量を多くする
に効果があるとデータがでています。
 
参加校のみなさんには、ゆめちからが生まれた北海道と、自分たちの学校の気候の違い、畑とプランター栽培の違いを考え、
基本となる肥料を基準区とし、自分たちで設計した肥料区を研究区として、収量とタンパク含量の違いを調べてもらいました。
 
【各校の立てた施肥計画】
 
 
基肥を基準区に対して少なく上げるのが、和歌山信愛、同志社、リバネス、生野高校は多くあげています。
期生期はリバネス以外全校多くあげていました。プランターから流出することを考えての計画です。
止葉期もほぼ同様ですね!
 
 

【各学校の仮説】

大阪府立生野高校

仮説:基肥は分げつを増やすべく、20g与える。またプランター肥料の流出が起こりやすいはずなので小分けに与え、肥料の流出の影響を少なくする。止葉期はタンパク質含量を増やすために2倍与える。

 

同志社中学校

仮説:京都は暑いから成長が速く進む可能性がある。基肥は無駄な分げつを少なくするために基準10gを7gにして与える。止葉期はタンパク質含量を増やすために2倍与える。

 

和歌山信愛中学校高等学校

仮説:和歌山は暑いから、基肥は無駄な分げつを少なくするため15gとする。止葉期はタンパク質含量を増やすために2倍与える。プランターは肥料の流出が起こりやすいはずなので一度に与えず、4回に分けて与える。

 

 

もちろん、ラボ内での実験と異なる野外での栽培研究ですので、仮説を立てたとしても、様々な苦難が生徒達を待ち受けていました。

時にはアブラムシに小麦を食べられ

時には夏の日照に萎れ

進級のタイミングで先輩からの引き継ぎがうまくいかない、、

など多くの苦難を乗り越え、

栽培研究王の宮内からの映像ミッションをクリアしながら

無事に全校ゆめちからを収穫することが出来ました。

次回は、どのような結果になったのか発表会の様子をご紹介します。

 

果たして仮説どおりの結果になったのか、、、、乞うご期待!

 
百目木

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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