みなさんこんにちは、
リバネス百目木です。とても寒いですね。
今日は皆さんに重要な報告があります!
「ようやくリバネスのゆめちからが芽を出し、生育の軌道に乗りました!」
・・・?と思われる方がいらっしゃるかもしれません。実はリバネスのゆめちからは今年大きなトラブルに見舞われていたのです。
以下にその全貌をご紹介します。特に今後「播種の播種時期がかなり後ろにずれてしまった!」という皆さんのご参考になれば幸いです。
10/4
近くの小学校の屋上をお借りし、播種を行いました。
その後3-4日程度で発芽をし、見守っていた所、、、
10/18 無残にも鳥による食害を受けてしまいました。小学生のみなさんがビニール袋を作ってかかしを作ってくれたので全滅は免れましたが、半分以上の小麦がダメージを受けてしまいました。
この時点ではまだ、時期的に問題がなかったため、蒔き直しを行いました。
しかし、播種後もいっこうに発芽はしませんでした。おそらくこの時点では、①播種前の殺菌につかったお湯の温度が高すぎた ②深く植えすぎた可能性が有りました。
その後、再度播種をしましたが、
ここで土中に虫がいる事が判明、食害にあい、芽生えかけた個体がまた死んでしまいました。
対応策としてはオルトラン粒剤を購入、散布しました。
時期的には11月末ということもあり、秋撒き小麦としては遅い時期の播種となります。試しに土を掘ってみると、少しだけ芽が出ている事は確認ができました。
12/1 起死回生の手に出ます。それは「土の保温」です。播種後、ビニール(ゴミ袋)をかけガムテープで固定しました。
12/25 様子を見てみると、、ついに発芽が観察されました!
その後もゆめちからは成長し、
1/4
1/13にはかなり草丈も伸びている事がわかりました。また葉色が濃くない頃から、ビニルを透明なものに変えてみようという事になりました。
1/26 半透明ビニルを外し、ラップをかけて止める事にしました。
通常保温などから外気に触れさせる際には、「順化処理」を行います。少しずつ外気に触れさせて、冷たい空気に慣らすという処理です。
2/3順化処理をしようと再び屋上を訪れると、
一部ラップがはげていました。
だいぶ気温が暖かい日でもあったので、順化処理無しで全部のプランターのラップを剥がしました。
※ラップではなく、透明なビニル袋を使いましょう。
2/10 正常に生育をしています。
萎れや色抜け等確認が出来なかったため、おそらく生育の軌道に乗った と思われます。
以上が全記録です。
5年間ゆめちからを栽培してきて、このような経験ははじめてでした。「今年は無理かも、、」と諦めかけたタイミングもありましたが、
なんとかリカバーする事ができました。
もし皆さんが同じような困難に直面したら、ぜひ「保温」を試してみてください。リバネスではビニール袋(ゴミ袋)やラップを使って行ったので、身近な素材で様々な課題は解決できると思います。
また、温度+食害のように原因は一つでないことも多いのでよく植物体の状態を観察し、適切な対応策を考えてみてください。
以上です!
これからリバネスゆめちからも頑張ります!
水切れが起こる季節なので、みなさんお気をつけください。
百目木