こんにちは、北海道の美幌町で「さいこうファーム」という農園を始めた吉田です。
昨シーズンからこのブログで、北海道の本物の農家さんがゆめちからを栽培している様子をお伝えしています。
ぜひ、みなさんのゆめちからの様子と比較してみてくださいね。


<美幌町について>
北海道のオホーツク地方というところにある人口1万9千人程度の小さな町で、小麦、ビート、じゃがいもを中心とした畑作が盛んです。
それだけではなく、にんじんと玉ねぎも多く作られていて、その出荷量はそれぞれ、日本で3位と5位。
みなさんの食べているにんじんや玉ねぎも美幌町産のものかもしれませんよ。


<農家の種まきはトラクターが大活躍>
7月29日に昨シーズンの収穫を終えた美幌のゆめちから。
それから約2ヶ月経って、9月21日から新しいシーズンの播種が始まりました。
栽培研究プログラムに参加されている皆さんは、おそらく手で種を撒いていると思いますが、
北海道の農家さんは数ヘクタール(1ヘクタール=10000平方メートル)の規模で栽培するため、播種には機械を使います。
ゆめちからの種子を満載したプランターという作業機械をトラクターに取り付けて、
引っ張ることで一気に10畝分の播種をすることができます。トラクターを使うことで、広大な面積をたった一人で播種しているのです。
 

Pasco
▲袋の中にゆめちからの種子が入っています。一袋に20kgの種が入っています。
 

Pasco2
▲プランターに種をセットします。
 

Pasco3
▲プランターをトラクターでひっぱります。
 

Pasco4
▲播種した後は、タイヤで鎮圧までします。
 

Pasco5
▲10ヘクタールほどの農地への播種を1週間ほどで完了させてしまいます。
 

<元肥の量は毎年少しずつ変えています>
ゆめちから栽培研究プログラムに参加する皆さんの多くは窒素肥料に注目して栽培研究を行っていますよね?
今回、この畑で使った肥料は下記の配合の肥料を10アールに70キログラム散布しています。
 
(肥料成分)
・アンモニア性窒素 10%
・く溶性リン酸 15%
  内水溶性リン酸 8%
・水溶性加里 7%
・く溶性苦土 3%
 
窒素量に換算すると、10アール(1アール=100平方メートル)あたり7キログラム。みなさんの計画と比べて多いですか?
少ないですか?各農家でも前作の様子を参考にしながら、毎年少しずつ施肥量を調整しています。
今回使用した肥料はオリジナルブレンド。
 
 
昨シーズンは雨が少なく干ばつによる影響が心配でしたが、その分晴天に恵まれていたせいか、
かなりいい収量に恵まれました。
 
昨シーズンの収量はこちらから:http://www.yumechikara.com/blog/?p=7952
 
今シーズンはどんな年になるのでしょうか。2021年度参加校の皆さんのブログも楽しみにしています。
これから一年よろしくお願いします!
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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