こんにちは、北海道美幌町「さいこうファーム」の吉田です。
12月に入って、美幌町はグッと冷え込んできました。一日の平均気温は連日、0℃を下回っています。
中部地方にあるゆめちから栽培研究プログラムの課題研究校の気温と比較すると10℃以上も差があるようですね。
やっぱり北海道は寒いんだなぁ、と気付かされます。
<ゆめちからの成長の様子>
雪が積もる前に、今月は早めにゆめちからの成長観察に行ってみました。
前回の11月25日(https://www.yumechikara.com/blog/?p=8148)から8日後の12月3日の結果です。
サンプルとして3個体を調べてみたところ、分げつ数は6〜9、草丈は19〜21cm。
前回の分げつは8〜11、草丈は15〜19cmでした。比べると分げつ数は少なく、草丈は長い結果となっています。
分げつ数については個体差が出ているのかと思いますが、草丈は全体的に少し伸びている印象でした。
夜間は0℃以下でも、日中は10℃近くまで上がる日もあるので今でもゆっくりと成長しているのかもしれません。
▲この時期になると次第に、朝の霜が乾かなくなり畑の一部に水たまりになってしまうことがあります。
▲かなり寒くなってきましたが、ゆめちからは元気そうです。
<北海道帯広農業高校のゆめちからを使った活動>
12月4日にリバネス主催の超異分野学会北海道フォーラム2021に参加してきました。
その中で、北海道帯広農業高校の生徒によるゆめちからを使った活動についての発表を聞いてきました。
帯広農業高校は、ゆめちからの本場である十勝地方の高校です。学校で栽培したゆめちからを使った6次産業化Projectに挑戦しているそうです。
最終的にはパンの商品化を目標にしており、それに向けて、栽培技術の向上、製パン方法の検討、クラウドファンディングと様々なことに挑戦していく予定です。
商品化は地元のホテルとの連携も模索しているとのことで、ゆめちからを使った高校生のチャレンジにワクワクしてしまいました。
▲学会参加者の前で立派に発表していました!
▲私も少しだけ登壇させてもらいました(写真右)
今月は北海道の高校の取組みを紹介させてもらいました。
みなさんも、ゆめちからを栽培している経験を活かして、ぜひいろんなことにチャレンジしてみてくださいね!