こんにちは、北海道美幌町「さいこうファーム」の吉田です。

プログラム参加校のみなさんのほとんどはすでに収穫も終わっていますよね?

ゆめちからの出来はいかがでしたか?北海道オホーツク地方の美幌町では、

7月に入りようやくゆめちからが黄色く色づいてきました。

 

<7月上旬のゆめちからの様子>

 5月末時点で立ち上がり、青々としていたゆめちからは、穂から次第に色の変化が始まりました。

観察をした7月3日の時点では美しい黄金色に染まっています。

 

 

 

 

▲色づいた穂が風でたなびく様子が美しいです

 

 変化は色だけではありません。この1ヶ月で背丈も急激に伸びていました。

5月31日時点では、21〜22cmだった草丈は(https://www.yumechikara.com/blog/?p=8431)、

4倍近くも成長し80〜85cmになっていました。小麦はこの時期にとても旺盛に成長するんですね。

▲ゆめちからはこの1ヶ月で4倍も草丈が伸びました

 

<穂の中の子実はどうなっている?>

 ぎっしりと実が詰まっていそうに見えるゆめちからの穂、

実際はどうなっているのか少しだけ分解して覗いてみました。

 ピンと伸びたのげを引っ張ると、外穎(えい)がスポッと外れて、子実が出てきます。

どれもこれもふっくらとしています。シワシワになっている粒や、極端に小さな粒もなく、

いい状態で成熟しているようです。収穫に向けて、これからの成長がとても期待できそうです。

▲黄色く色づき始めた穂を分解します

▲のげを引っ張って外穎を取り除くとふっくらとした子実が!

 

<いよいよ収穫まであとわずか>

 例年通りのスケジュールだと、美幌町での秋まき小麦の収穫は7月末。

あと一ヶ月もしないうちに収穫です。その頃には、現在はまだ緑色の茎もすっかり黄金色に変わります。

北海道の大規模な小麦畑の収穫は、巨大なコンバインで行います。

次回のブログでは大迫力の収穫の様子を紹介する予定です。

 

ゆめちから栽培研究プログラムも残りあと3ヶ月を切りましたね。最後まで一緒に頑張りましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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