私たちが播種を早い時期に行ったのには、年内に実施する麦踏みの回数を増やすという目的があり、計画通りこれまでに麦踏みを3回行うことができました。今回はそのことについての報告をさせていただきます。
11月26日、1回目の麦踏みを行いました。初めからあまり強い力を加えるのも好くないのではないかと思い、水を入れたペットボトルを麦の上に転がしてできる限り全体に均等に力が加わるようにしました。麦ふみの直後は、ムギが地面にはりついたようでしたが,3日後にはもとの状態に復活していました。あまりダメージを与えることができなかったようです。
12月10日、2回目の麦踏みを行いました。かなり成長していたので、ペットボトルを使ってもよかったのですが、プランターが壊れない程度の力で足で踏みました。私たちは各プランター間で、麦踏みのときにかかる力の差をできる限り小さくするために、麦踏みに参加するすべてのメンバー全員が、すべてのプランターの麦踏みをする(1つのプランターに対してメンバーの人数分だけ麦踏みが行われる)ようにしました。この時は5人で行いました。
12月17日、3回目の麦踏みを行いました。基本的には2回目と同様にプランターが壊れない程度の力で踏みましたが、この時は8人で行ったのでかかった力の大きさは前回より大きくなっていると思います。その結果、葉や茎には多くの傷がつき、ちぎれたりするものも多くありました。エチレンも多くでていると思います。そして、今もなお、ムギは地面にべったりとはりついており、葉はちぎれやすいし、葉や分げつは多くなるしで、測定するのが大変です。葉の枚数43枚、分げつ数16になるものも現れました。
さて、私たちの考えた比較区における肥料の与え方では、基準区における肥料の与え方に比べ、基肥の量が2倍にしています。これは「年内に麦踏みを多く実施して、早期に有効分げつを多く確保するためには、土の全層に基肥として多くの肥料をすきこんでおくことが有効である」という仮説に基づいているものです。しかし、今のところ、基準区(対照)と比較区で成長にほとんど差はなく、むしろ比較区のほうがわずかに成長が鈍い感じもします。今日は、今までのデータを入力する作業をしましたが、また分析がまとまり次第、中間報告します。
いい感じで育っていますね!分げつ数に差は出そうでしょうか?
またの報告楽しみにしています。
こんにちは,顧問の井上です。
先日は,窒素測定用のろ紙をお送りいただき,有り難うございました。
1月は入試などで,活動頻度が低くなってしまいましたが,
2月はデータ整理のつづき・窒素測定などもさせていきたいと思います。
取り急ぎ,お礼まで。