ライ麦サンダー:良質な麦はすんなりとは実らないものだ。例えばタンパク質含量が基準に収まらないとか。
ハー麦ア:そんな!タンパク質の多少だけで価値が変動するなんて。
はい、今回は閑話でございます。書き出しの小ネタが気になる方は「夏の夜の夢 シェイクスピア」で検索してみるといいのではないでしょうか。
さて、お盆が過ぎたにもかかわらず暑い日々が続いておりますが皆様いかがお過ごしですか?私たちはゆめちからの収量が予想と大きく異なったため、皆難しい顔をして考察に励んでいます。個人的な事では、あくまで私の場合ですが友人と昆虫採集に精を出したり、標本作成に勤しんだりと充実した楽しい夏休みを過ごしております。
先ほど「ゆめちからの収量が予想と大きく異なった」と申し上げましたが、考察途中ですので、詳しいことは今は述べないことにします。9月の研究発表をお待ちください。
それでは皆様、熱中症などに気を付けて有意義な夏をお過ごしください。お付き合い頂きありがとうございました。
《顧問(井上)より追伸》
先ほど,製粉していただいた小麦粉および,タンパク含有率等のデータが無事届きました。
列ごとの測定など大変お手数をおかけしましたが,有り難うございました。
▼届いた小麦粉とデータ(A4用紙1枚とその大きさと同じくらいの袋に入った小麦粉)
ブログありがとうございます!
先生にもメールさせていただきますが、データの見方について補足させていただきますね。
供給重量:水分を16%に調整した小麦の全重量
粉重量:お届けした小麦粉の重量
ふすま重量:小麦の皮の重量
粉重量とふすま重量から製粉歩留を計算できます。
製粉歩留(%)=粉重量/(粉重量+ふすま重量)✕100
製粉歩留は製粉して得られた小麦粉とふすまの総量に対する小麦粉の重量割合で、高いほど製粉適性が良好です。
※タンパク質含量を考察するときの注意
ゆめちからのタンパク質含量の目標範囲は13.0~15.5%、
今回の測定の検量線範囲は7.90~15.70%となります。
タンパク質含量が異常に高いケースは、病虫害などにより子実にデンプンがたまらず相対的にタンパク含量が多くなったことが考えられます。
また、検量線範囲外のものは計算値としての信頼性は低くなります。